古典邦楽から創る新音楽の研究プロジェクト、それが 『”邦楽2.0” 研究会』です。
第一回目は僕が”邦楽2.0”に従い作曲したソロギター
開)19:00 演)20:00
前)¥3000+1Drink
当)¥3500+1Drink
※全席自由席/到着順入場
出演:
小山豊(津軽三味線小山流三代目)× 林正樹(Piano)
柿木原こう(生田流箏曲演奏家)
渥美幸裕 (Japanese Guitar)
予約・お問合せ
info@doublefive.net (加藤)
※前売り予約は4月12日24時〆切
時間を過ぎると当日扱いでのご予約となります
▶︎邦楽2.0研究会?
日本の風土や歴史を紐解くと実は日本独特の様々な音楽文化に溢れています。
ギタリストである渥美は、その楽器の出自ゆえに古典邦楽を外から眺めてきました。ロックやジャズをはじめ様々なジャンルの音楽に触れてきましたが、オリジナルの音楽を追求する中で自分の生まれ育った風土の足元にある素晴らしい邦楽の歴史と今を繋ぐ音楽があると良いのでは?と思い立ち京都にて古典の研究に勤しみます。
古典と云えど”雅楽”や”長唄”、”能”…または三味線”や”箏”など、楽器の視点から切り取ってもその仕組みは様々です。でもその中に共通する音楽細胞が日本DNAとして感じられるのです。三年の歳月を経て、このDNAをどんな楽器でも発揮出来る音楽の仕組み ”邦楽2.0” を考案します。
一方で、邦楽者の方々も邦楽の発展や未来に向かい様々なトライを重ねられています。この度、津軽三味線小山流三代目 ”小山豊” 氏と邦楽の未来創造について意気投合し、日本風土が育んできた歴史のDNAでゲームメークする音楽を創ろうということで発足したのがこの”邦楽2.0”研究会でございます。
内容的には、リスナーのみなさんと僕が古典をいっしょに学びながらいつのまにか新しい邦楽ができちゃったみたいなイベントにしていきたく、僕がインタビュアーとなり古典曲の醍醐味、聴き所のレクチャーを頂きつつライブを楽しみ、またその曲を”邦楽2.0”アレンジで発展させていきます。
▶︎小山豊(おやまゆたか)
幼少より津軽三味線小山流宗家(祖父)小山貢翁に師事。
日本最大流派の1つである小山流の三代目として、国内・海外で
演奏活動を行っている。
2001、 2002 年には、 ( 財) 日本民謡協会津軽三味線コンクールで優秀賞を連続受賞。
2011 年には自身が結成した津軽三味線ユニット、OYAMA x NITTA で、
ニューヨーク・カーネギーホール主催コンサートを成功させ、NY TIMES から称賛を受ける。
2013 年にはラテンアメリカ最大規模の音楽祭である
セルバンティーノ国際芸術祭(メキシコ)に招聘され、自身と同行するミュージシャンのコーディネートから公演内容のプロデュースまでを行い大きな成功をおさめた。
同年12月には初のソロアルバム[OYAMAYUTAKA1]をリリース。
2014年小山豊邦楽TRIOでキューバをはじめとした中米ツアーを成功させる。
古典以外でも、ももいろクローバーZのライブ~桃神祭~に演奏、アレンジで毎年参加をしている。
2015年には石井竜也氏の30周年記念シングル飛〜jump〜翔に参加。
同年 嵐の14thアルバム「Japonism」収録 布袋寅泰作曲「心の空」において
レコーディング、MVともに参加。【ARASHI LIVE TOUR 2015 Japonism】
【ARASHI Japonism Show in ARENA 2016】に和楽器リーダーとして参加。
第66回紅白歌合戦にて石川さゆり氏のバックで自身2度目のNHK紅白歌合戦 出演。2016年高城剛演出の元 25台のドローンとコラボレーション(Sky magic)で
国内外に大きな反響を与えた。野村萬斎氏構成演出マクベスにも生演奏で参加。
その他、レコーディングやテレビ出演、指導など その活動の幅は広く多方面
のジャンルにおいて活躍中である。津軽三味線の魅力を伝えるため、伝統的な楽曲の継承とともに、枠にとらわれない柔軟なスタイルで
既存には無いサウンドを生み出し続けている。
※自身ユニット Soothe / OYAMA x NITTA / YO / 小山会青年部etc…
▶︎林正樹(はやしまさき)
1978年東京生れ。少年期より独学で音楽理論を学び、その後、佐藤允彦らに師事。ジャズピアノや作編曲などを習得。大学在学中の 1997 年 12 月に、伊藤多喜雄&TakioBand の南米ツアーに参加。音楽家としてのキャリアをスタートさせる。現在は自作曲を中心とするソロでの演奏や、生音でのアンサンブルをコンセプトとした「間を奏でる」、田中信正とのピアノ連弾「のぶまさき」などの自己のプロジェクトの他に「菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール」「Salle Gaveau」「Blue Note Tokyo All Star Jazz Orchestra」など多数のユニットに在籍。
演奏家としては渡辺貞夫、小野リサ、椎名林檎、長谷川きよし、をはじめ多方面のアーティストと共演。多種多様な音楽的要素を内包した、独自の諧謔を孕んだ静的なソングライティングと繊細な演奏が高次で融合するスタイルは、国内外で高い評価を獲得している。
2016年〈SPIRAL RECORDS〉よりオリジナル楽曲のみで構成されたピアノソロアルバム《Lull》をリリース。
▶︎柿木原 こう(かきのきはら こう)
1982年12月13日東京都出身、5歳より生田流箏曲を、10歳より地歌三味線を始める。
2006 年東京藝術大学音楽学部邦楽科生田流箏曲専攻卒業。
2009 年箏、尺八、津軽三味線による和楽器ユニット結を結成。京都・宇治灯り絵巻にて初ライブ、好評を博す。mini Album『始まりノ音』リリース。
2011 年箏・ボーカルを務める月宵~ Tsukiyoi ~を結成。ヨーロッパ、アジアを中心にネット内のファンは1万2千人を超える。2013年発表の楽曲『赤く咲いて』は“超ラディカルなポップソング”と評され英国Electronic Sound誌に取り上げられたほか、『いろはうた』を題材に日本の美意識・宗教観を盛り込んだ楽曲『Transitory』は米Mondo Tunesレーベル主催Dubstep Contestで二位受賞となる。2014年7月にはフランス「Japan Expo 15th」に出演。Getstageコンテストにおいてグランプリを受賞し、同年9月に台湾「Tokyo Kawaii Crazy Taipei」出演。
2016年8月スウェーデンツアー予定。
現在、世界に一台しかないTSUKIYOIモデルのエレキ箏と日本伝統の箏を演奏している。
その他、宮本亜門演出の舞台で箏指導を務めるなど活動は多岐にわたる。APEC 国際会議等、招待演奏、海外演奏多数。糸音会、宮城会、森の会会員。月宵、箏七星、結メンバー。 日本女子大学箏曲研究会指導助手。
▶︎渥美幸裕(あつみゆきひろ)
Guitarist / Composer / Producer / Sonic Architect / Sound Designer:
2002年から様々なアーティストと共に多岐にわたるキャリアを経た上で「新しい日本の音楽」を創作する為、京都に移住。築130年の日本家屋「五右衛門邸」をアトリエ、スタジオ、生活拠点にする
2016年 日本文化の「過去」と「現在」を繋ぎ、その延長線上にある音楽”邦楽2.0″シリーズ第一弾「JAPANESE GUITAR SONG BOOK」が完成。
その他日常が豊かに彩られる、コンセプトが際立った多様なジャンルの音楽プロジェクトを手がけている。
4月13日には邦楽2.0研究会と題してメゾットのトークショー古典邦楽者を交えた新しい本の音楽を体現する企画を開催予定。