ギタリスト渥美幸裕が提案する、
『日本音楽の過去と現在をギターで ’つなぐ’ プロジェクト= ”邦楽2.0”』を生ライブで体感して頂けるイベントです。
日本音楽の過去とは主に江戸時代までに熟成された古典邦楽や、和楽器による音楽を指しています。1300年以上の歴史を持つ日本風土で醸成された音楽は今尚進化の途中にあります。現代の音楽感覚と結びつきその延長線上にあるこれからの邦楽をライブを通して表現していきます。
具体的には古典曲のアップデートアレンジを披露します。古典曲の演奏はそのままにギターが加わることで現代のタイム感、ハーモニー感覚に寄り添い、まさに今聴ける邦楽を創ります。(予定演目は下記参照)
今回は共同主催者の小山豊さんとの津軽民謡アップデート化企画はもちろんのこと、箏や尺八の古典に挑戦し、各曲の醍醐味をインタヴュー形式で紐解き、リスナーの皆さんと楽しみ方を共有しつつ、深く楽しく邦楽を味わえる一日にしたいと思っております。
そして世界に日本の文化の今を伝えて参りましょう。
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出演者)
小山豊 津軽三味線(小山流三代目、研究会共同主催者)
柿木原こう 箏(宮城流箏曲演奏家)
小濵明人 尺八
渥美幸裕 ギター(邦楽2.0、Japanese Guitar)
予定演目
じょんがら節 中節(津軽民謡)
よされ節(津軽民謡)
ワイハ節(津軽民謡)
六段の調べ (箏曲)
千鳥 (地唄)
新娘道成寺(地唄)
本調(尺八)
雲井獅子(尺八)
越天楽(雅楽)
JAPANESE MUSIC(邦楽2.0)
纏う(Japanese Guitar)、他
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開 19:00 演 20:00 ・ 前 3,500 当 4,000 + 1D 600
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ご到着順入場
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メールでのご予約
電話でのご予約
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▶︎邦楽2.0研究会?
日本の風土や歴史を紐解くと実は日本独特の様々な音楽文化に溢れています。
ギタリストである渥美は、その楽器の出自ゆえに古典邦楽を外から眺めてきました。ロックやジャズをはじめ様々なジャンルの音楽に触れてきましたが、オリジナルの音楽を追求する中で自分の生まれ育った風土の足元にある素晴らしい邦楽の歴史と今を繋ぐ音楽があると良いのでは?と思い立ち京都にて古典の研究に勤しみます。
古典と云えど”雅楽”や”長唄”、”能”…または三味線”や”箏”など、楽器の視点から切り取ってもその仕組みは様々です。でもその中に共通する音楽細胞が日本DNAとして感じられるのです。三年の歳月を経て、このDNAをどんな楽器でも発揮出来る音楽の仕組み ”邦楽2.0” を考案します。
一方で、邦楽者の方々も邦楽の発展や未来に向かい様々なトライを重ねられています。この度、津軽三味線小山流三代目 ”小山豊” 氏と邦楽の未来創造について意気投合し、日本風土が育んできた歴史のDNAでゲームメークする音楽を創ろうということで発足したのがこの”邦楽2.0”研究会でございます。
内容的には、リスナーのみなさんと僕が古典をいっしょに学びながらいつのまにか新しい邦楽ができちゃったみたいなイベントにしていきたく、僕がインタビュアーとなり古典曲の醍醐味、聴き所のレクチャーを頂きつつライブを楽しみ、またその曲を”邦楽2.0”アレンジで発展させていきます。(渥美)