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「赤子涼しき あくびを豹(へう)の 皮の上」と、これ私が中学の時、国語の教科書に載っていて、そのカッコ良さに痺れた野澤節子の俳句です。その句の世界が、ビンクフロイドのギタリスト、デイヴ・ギルモアのストラトキャスターの音色を連れてくるな、と当時、ロックファンの私は思ったのですが、日本の俳句と短歌は言葉と言葉の化学反応が、まるで「音のない音楽」のように感じられる、独特の魅力を持っています。
爆クラで、一度、俳句・短歌vsクラシック音楽をやってみたい、と思っていたところ、逸材発見。ゲストの堀田季何(きか)さんは、俳句、短歌、自由詩などを発表している歌人、俳人ですが、国際的な環境に育った故の、日本語と英語の両言語で創作を続けています。そして、裏のお仕事としては、官公庁の調査案件、大学・研究機関のデータ解析(医療から政治まで)を行う戦略&技術経営コンサルタント、データサイエンティストでもある、というとんでもない文武両道(意味不明)。
内容といたしましては、名句から浮かんでくる数々の音楽(これはふたりのネタの出し合いになるはず! )または、その逆。季題・季語という季節感と同様のセンスをクラシック音楽に探求。そして、クラシックも俳句・短歌も型がある表現方法ですが、それ故の魅力や、逆に逸脱や破壊などなど。あー、コレで新書一冊はいく内容なり。
そう、ひとつお題の曲を聴いて、みなさんに一句詠んでいただき、堀田さんに講評いただく、という趣向もぜひ、取り入れてみたいところです。
なお、今回は日曜日開催なので、スタートが17時45分からです。「笑点」を観るいつもの時間、たぐいまれな音楽体験をしてみませんか?
湯山玲子
学生前売り2,000円 / 当日2,500円
(共に1ドリンク代600円別途)
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P コード:164494
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ゲスト
堀田 季何(ほった きか)
文芸家。主に、俳句・連句・短歌・自由詩・翻訳の各分野で活動、作品・評論を国内外の媒体で多数発表。国際的な環境で育った事もあり、日本語と英語の両言語で創作。エミレーツ航空文学祭、ラトコヴィッチ国際詩祭等、海外の文学祭・詩祭に招聘されている。また、自身の俳句作品は、これまで10カ国語に翻訳されている。俳句により、芝不器男俳句新人賞齋藤愼爾奨励賞、澤新人賞、短歌により、日本歌人クラブ東京ブロック優良歌集賞、石川啄木賞をそれぞれ受賞。Eテレ「俳句王国がゆく」北海道浦河町編・俳句チャンピオン。単著に句集『亞剌比亞』、歌集『惑亂』、共著に『新興俳句アンソロジー 何が新しかったのか』等。「吟遊」「澤」各同人を経て、現在は、「短歌」同人、「扉のない鍵」別人、現代俳句協会、現代歌人協会、日本歌人クラブ各会員。大のクラシック音楽好き、ピアノ演奏史研究家。
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席亭
湯山玲子(ゆやまれいこ)
著述家。著作に『女ひとり寿司』(幻冬舍文庫)、『女装する女』(新潮新書)、『四十路越え!』(ワニブックス)、上野千鶴子との対談集「快楽上等! 3.11以降の生き方」(幻冬舎)。『文化系女子という生き方 ポスト恋愛時代宣言』(大和書房、『男をこじらせる前に 男がリアルにツラい時代の処方箋』(kadokawa)等。近著に二村ヒトシとの対談『日本人はもうセックスしなくても良いかもしれない』(幻冬舎)。父君がクラシック作曲家、湯山昭という環境に育ちつつも、ハマったのはクラブミュージックで、著書『クラブカルチャー!』(毎日新聞出版局)は、クラブ文化を都市や歴史風土の観点から分析、論考を行った。日本大学藝術学部文芸学科非常勤講師。
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