ロサンゼルスの下町を舞台にしたふたつの音楽の物語。70年代後半~80年代前半、ロサンゼルス・パンクシーンのメッカとなったリトル・トーキョーのカフェ、そしてあるメキシコ系移民家族の絆をソウル音楽とローライダーを通して描いたバリオの秘話。制作者たちの厚意で今回特別に上映されるインディペンデント・ショート・ムービー2作品。
☆ 短編映画『ATOMIC CAFE』(2021 Directed by Akira Boch and Tadashi Nakamura. A Production of the Little Tokyo Service Center. 10m24s)
ロサンゼルスのパンク・ロック・シーンが爆発的人気を獲得していた1970年代後半、第2次世界大戦の強制収容所から解放された日系アメリカ人家族が経営してきたリトル・トーキョーのカフェは、最も人気のたまり場のひとつとなっていた。不愛想なパンクのメイクアップと振る舞いの三世、アトミック・ナンシーがそのカフェを両親から譲り受け、ジュークボックスを鳴らしていた。地元の日系人にイーストLAの若者、ヤクザ、当時の大物ロックスターなど、多彩な客層がたむろしていた人気のアトミック・カフェは、ロサンゼルスのパンク・ロックの歴史において重要な役割を果たしたのだ。監督は、Akira Boch(”Our Man In Tokyo~The Ballad of Shin Miyata”、 “The Crumbles、”Masters of Modern Design”)とTadashi Nakamura( “Breakfast at Tak’s” 、”Mele Murals”、 “Jake Shimabukuro: Life on Four Strings”)による共同監督作品。日本語字幕付き日本初上映。
☆ 短編映画『SOUL OF LINCOLN HEIGHTS』(2018 Directed by David A. Trevino (3RES VINOS)27m33s)日本語字幕付き
『チカーノ・ソウル~アメリカ文化に秘められたもうひとつの音楽史』の著者、ルーベン・モリーナ氏らがプロデュースした短編映画。舞台は、ロサンゼルスのダウンタウンからクルマで10分ほどのメキシカン・バリオ、リンカーン・ハイツ。あるメキシコ系移民家族の絆をソウル・ミュージックとローライダーを通して描いた感動の作品。ナレーションは俳優、エミリオ・リベーラが担当。ジ・レイクサイダーズ、プラット&ムーディなど人気のソウル・アクトらも登場する。日本語字幕付き。
Ruben Molina
Big thanks to Ruben Molina, David A. Trevino, Tad Nakamura and Akira Boch!
TALK & SELECTOR : 宮田信(BARRIO GOLD RECORDS)、浜崎伸二(TRASMUNDO)
開場17:30 / 上映19:00
ご入場は到着順です。
予約2000円/当日2500円(1D別)
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