晴れたら空に豆まいて

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これからの予定

schedule

2022/10/11(火)

【晴れたら空に豆まいて16周年記念】
チルギルチン来日公演
「トゥバのホーメイ~歌声の蜃気楼」
追加公演!!

[出演] Chirgilchin (チルギルチン)・巻上公一(案内役)・special Guest:舞踊団Baliasi(バリアージ)・sound installation by ヨシダダイキチ・会場装飾:上野雄次(華道家 )

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シベリアのトゥバ共和国に伝わる不思議な喉歌ホーメイ。

一人で同時にいくつもの音を出すその歌唱法は、 驚愕であると同時に郷愁を呼ぶ美しさを持つ。
馬や旅、恋人や母や故郷を歌い、 そのメロディーは蜃気楼のように私たちの心を誘う。

民族音楽の枠を超え、グラミー賞も受賞、 世界中の音楽家を魅了し続ける珠玉のアンサンブル、日本初来日!

 

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【チルギルチン来日公演に寄せて】

トゥバ共和国は、ロシア連邦に所属する南シベリアの小さな国である。
この地には、ホーメイという歌声がある。
それは驚愕であると同時に郷愁を呼ぶ美しさを持っている。 世界の民族音楽の中でもとりわけ注目されてきた音楽である。
クロノス・カルテットも、フランク・ザッパも魅了された。

現在、ロシアのウクライナ侵攻によって、経済のみならず、さまざまな文化交流に障壁が生まれている。 トゥバとて例外ではない。
音楽は人の心に作用する最大のものである。
見知らぬ国の、見知らぬ言葉であっても、心を通わせることができる。
ロシアもウクライナも、差別なく友人はかわらず友人であるはずだ。
天上から降り注ぐかのようなホーメイと出会い、 わたしたちは平和を根元から希求することができるのだ。
来日予定のチルギルチンは、トゥバ共和国の中でもトップに位置する熟練のアンサンブルである。

リーダーのイーガリは、全ロシアで唯一グラミー賞を得た人物。 今回の公演は、コロナ禍でもあり、お互い困難が故に実現させたいと、大きな使命で取り組んでいる。

巻上公一

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南シベリアにあたる、ロシア連邦トゥバ共和国を代表するホーメイグループ、「チルギルチン」の演奏とお話しの会。トゥバに伝わる古い歌や新しい歌、民謡、喉歌「ホーメイ」の演奏と、トゥバと25年以上にわたって交流のある巻上公一による紹介。

ホーメイ(喉歌)は、歌唱者が同時に2つ以上の声を生成する希少な歌声であり、中間の高音と高音のような倍音と調和する喉の低音が、南シベリアの大地や遊牧民の生活を呼び起こす豊かな層のメロディーを作り出している。

日本人にとってはどこか懐かしく、魂のふるさととも言える音楽性を感じる。
チルギルチン(Chirgilchin)とは、「蜃気楼」と「奇跡」の2つの意味を持つ言葉。
1996年に結成、わずかな口腔の変化で倍音を分岐させる特殊な歌唱法ホーメイ(喉歌)の達人たちによる、ロシア連邦トゥバ共和国を代表する伝統音楽のグループ。
ホーメイ(喉歌)の最も進んだ形態はトゥバから生まれ、モンゴルや周辺国のグループ及び世界の音楽界に多大な影響を与え続けている。

1996年の最初の国際ツアー以来、グループはヨーロッパ、アジア、北米、オーストラリアでツアーを行い、スティーブン・ケントやローリー・アンダーソンなどのアーティストが協力している。
巻上公一は1995年からトゥバ共和国との交流を続け、日本トゥバホーメイ協会を設立、幾多の音楽家を現地から招聘し、 愛知万博や国立民族学博物館等でコンサートを企画してきた。
自身も2017年トゥバ国際ホーメイコンテストモダン部門で第一位獲得。 2020年スグットユニーク作曲賞及び観客賞受賞。

招聘 日本トゥバホーメイ協会
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Chirgilchin (チルギルチン)
巻上公一(案内役)

special Guest:舞踊団Baliasi(バリアージ)

Chie Norieda
Momoa Kojima
Nana Watanuki
sound installation by ヨシダダイキチ 
 
会場装飾:上野雄次(華道家 )
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open/start 18:30/19:30

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 adv/door 5000/5500(共に+1d¥600)

 

完売いたしました。有り難うございます。

大変申し訳ございませんが、規定の枚数に達した為、ご予約を中止させていただきました。

 

 

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このページの上下にある「RESERVE MAIL」「RESERVE TEL」へお進みください。

詳細はこちらをご覧ください。
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profile)

Chirgilchin (チルギルチン)
コシュケンデイ・イーゴル
「トゥバ共和国人民ホーメイ歌手」の称号を持ち、トゥバの口承文芸の継承者でもある。
トゥバ国立文化センター長を務める。
ホーメイ、スグット、カルグラーと付随するそれぞれの技を極めたホーメイ歌手。チルギルチンではアレンジを担当し、イギル、ドシュプルール、バヤン、ギターをはじめ、あらゆる楽器を演奏する。ホーメイコンテストでの受賞多数。また2017年にはプエルトリコのラッパーResidenteとの共同作業で、グラミー賞ラテンアメリカ部門Best Urban Songを獲得。コシュケンデイ・アイドゥスマー
「ロシア連邦功労芸術家」と「トゥバ共和国人民芸術家」の称号を併せ持つ驚異的な音域の素晴らしい声を持つトゥバ民謡の唄い手である。サヤン音楽舞踊シアター所属。チルギルチンでは、創立以来シュングラーシュ(鈴)、ドゥユグ(蹄)で演奏を彩っている。彼女のパワフルで美しい歌声を通して、伝統的なトゥバ音楽における女性の声の役割を紹介する。

オンダール・モングン=オール
「ロシア連邦功労芸術家」と「トゥバ共和国人民ホーメイ歌手」の称号を併せ持つ。国際ホーメイシンポジウムでグランプリを4度獲得している。サヤン音楽舞踊シアター所属アーティスト。チルギルチンでは結成以来、イギル、ドシュプルール、ホムスを演奏している。ホーメイ、スグット、カルグラーに加え、ボルバン、エゼンギ、チュランドゥク、ブルラン・ホーメイ、ダムラク・ボルバン(いずれもホーメイの技法)、トゥバ民謡を歌う。優れた楽器製作者でもある。

ブルターン=オール・アイドゥン
ホーメイ歌手であった祖父と、トゥバ楽器奏者の父の薫陶を受けて育つ。トゥバの伝統弦楽器各種を弾きこなすほか、ショール(縦型の笛)、ホムス(口琴)の名手でもある。2009年クズル芸術学校卒業と共にトゥバ国立オーケストラに入り現在に至るまで精力的に活動している。チルギルチンには2015年から参加し、主にホーメイ、カルグラー、ブザーンチを担当している。自身も所属していた名門子どもアンサンブル「エルティネ」及び国立芸術小学校で後進の指導にあたっている。2022年5月のサラダク子どもホーメイコンテストでは、自身の指導する「エルティネ」が優勝を飾った。

巻上公一(案内役)

音楽家・詩人・プロデューサー・日本トゥバホーメイ協会会長
ヒカシューのリーダーをつとめながら、ボイスパフォーマーとして世界を飛び回り、国内では『Jazz Art せんがわ』『熱海未来音楽祭』など多数のフェスを手がける。
民族音楽に精通し、口琴、尺八を操り、ホーメイは2017年国際ホーメイコンテストで優勝も果たす。詩集『至高の妄想』で大岡信賞受賞。
今回はホーメイの案内役として登場する。

 

舞踊団Baliasi(バリアージ) 

(Chie Norieda / Momoa Kojima / Nana Watanuki)

美と癒しの異空間を創り出す『バリアージ』は、東洋と西洋の文化を取り入れながら独特な世界観を持つ舞踊。アメリカ、ヨーロッパ、アジア他、2018年平昌冬季オリンピック公式プログラム出演と国内外で高い評価を得る。 2019年7月7日の熊野古道世界遺産登録15周年記念の奉納を「花の窟神社」「熊野本宮大社」にて舞う。自由な発想で紡ぎ出される神秘的でしなやかなパフォーマンスアートはあらゆる世界を結ぶ架け橋となる。

演奏時間以外の時間に、ヨシダダイキチ 氏自作の「共鳴弦スピーカー」によるsound installationを行います。

 

「共鳴弦スピーカー」


共鳴弦スピーカーは、レゾナンス・ボックスに付けられた12〜24本の弦を電気的に振動させ共振・共鳴させるスピーカーです。原理はインド亜大陸に分布するシタールやサロード、サーランギといった共鳴弦の付いた楽器と同じで、メロディに対して共鳴弦の響きや倍音を加える機能があります。また、歌、ギター、シンセなどのあらゆる楽器・音楽などを鳴らすことが可能です。

ホーメイとは ロシア連邦トゥバ共和国に伝わる喉歌。

もともと声に含まれている倍音の高音部を、声帯の力で意識的に強調させて口笛に似た音を出し、舌や口腔を微妙に動かして美しい倍音を紡ぎだす。 非常に低い倍音を出したり、音を細かく震わしたりと、発声法が7種類以上(28種類という説も)ある。馬や豚や蛇の皮を張った様々な楽器や、口琴などと共に演奏される。また、この他にもアルタイ山脈周辺地域には類似した喉歌が伝えられ、モンゴル国ではホーミー、アルタイ共和国ではカイ、ハカス共和国ではハイと呼ばれている。ホーメイ(喉歌)の最も進んだ形態はトゥバから生まれ、モンゴルや周辺国のグループ及び世界に多大な影響を与え続けている。 ロシア連邦トゥバ共和国(Республика Тыва)。モンゴル国、アルタイ共和国、ハカス共和国に隣接する。面積は日本の約半分、人口は約30 万人。国をエニセイ川が横断し、豊かな森林(タイガ)と、北はサヤン山脈、南はほぼタンドゥ山脈という3000メートル級の山岳地帯、ブッシュが生えるステップ地帯、そして砂漠地帯と、自然の変化に富んでいる。トナカイを利用した狩猟や遊牧とともに、モンゴルのような5種類の家畜の放牧が共存し、アジアの遊牧形態がすべて見られるといわれている。1年の半分は冬で、マイナス40度以下に、一方夏はプラス40度になることもある。全人口に占めるトゥバ人の割合は82%(2010年統計)で、他の共和国よりも割合は高い。公用語はロシア語とテュルク系のトゥバ語。

 

上野雄次(華道家)

1967京都府生まれ、鹿児島県出身。東京都在住。
1988勅使河原宏の前衛的な「いけばな」作品に出会い華道を学び始める。 国内展覧会での作品発表の他、バリ島、火災跡地など野外での創作活動、イベントの美術なども手掛ける。
2005〜「はないけ」のライブ・パフォーマンスをギャラリーマキ(東京)で開始。 地脈を読み取りモノと花材を選び抜いて活けることで独自な「はないけ」の世界を築き続けている。
創造と破壊を繰り返すその予測不可能な展開は、各分野から熱烈な支持を得ている。
詩人、写真家、ミュージシャン、工芸家等とのコラボレーションも多数行っている。

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