今年9月18日に巨大なハリケーン『フィオナ』がカリブ海のプエルトリコを襲い、島の西南部に大きな被害をもたらしました。この小さな島はアメリカ合衆国の自治領なので、他のカリブ海の諸地域のように日本で報道される事がほとんどありません。ですが5年前のハリケーン・マリアの時と同じように甚大な被害に見舞われています。
土石流で多くの家が流され、屋根が吹き飛び屋外でキャンプ同様の生活を余儀なくされている方々、また電気や水道等が1か月以上も止まってしまい、これらが原因で病気の方が治療を受けられずに多数の方が亡くなっています。これを書いている10月末の時点で、ライフ・ラインさえ未だに復旧していない所が、まだまだ多くあります。
これらの状況を見るにつけ知るにつけ、私を大きく成長させてくれた第2の故郷、プエルトリコの惨状に心が痛み、少しでも恩返しをとの思いが募り、いてもたってもいられず、「プエルトリコ、ハリケーン・フィオナ被害救済ライブ」を行ない、プエルトリコのみならずカリブ海に深い愛情を寄せる皆様のご協力をお願いしたい、との強い思いが心の底から湧き上がってきました。そこで現在の私のユニット、Watusi Improvisczarioのもう一人のリーダー、藤井摂さんに相談したところ、「プエルトリコは自身の音楽の大きなベーシックでもあり仲間も大勢いるので、是非、やりましょう ‼」と力強い言葉が返ってきたので、急遽、開催する事になりました。
しかも今回、世界的人気を誇る作曲家の梶浦由記さんのプロジェクトで長年に渡り共に音楽を創ってきた日本一Coolなギタリスト、是永巧一さんが、賛同の意を込めてスペシャル・ゲストとして参加して下さいます。どんなハプニングが起こるのか、今からワクワクが止まりません!!
また他にもプエルトリコを心から愛する仲間たち、アフロ・プエルトリカンのリズム”BOMBA”、それも伝統的なスタイルを追求する日本唯一のユニット、Diablo Marino、この地の発祥レゲトンを世界に発信しているディーヴァ、Amy Aさん、そして自身も長年プエルトリコに住み多くの音楽体験をしてきたモフォンゴ伊藤さんがコメンテーターとして参加してくれる事になり、とても心強く思っています。
12月、プエルトリコは1ヶ月以上も島を挙げてのパランダ、ようは飲めや歌えやの大騒ぎなクリスマス・パーティー一色に包まれます。この時ばかりは島中の人が一つの家族、屈託のない笑顔が溢れます。チャリティーとは言え、そこはプエルトリカンの精神を大いに受け継いで、ノリノリでご機嫌なパランダをお送りしたいと思っています。 ¡¡Viva Puerto Rico !! (赤木りえ)
(皆様からの寄付金は、復興が一番後回しされる子供たちへの支援のために関連した施設などに、ハリケーン・マリアの時と同様に現地の人と相談の上、直接寄付をする予定です)
Watushi Improvisczario
●赤木りえ(flute)
●藤井摂 (dr)
●藤本曉子(pf/key)
●吉岡大典(b)
●岩月香央梨(perc)
SPECIAL GUEST :是永巧一(guitar)
●Diablo Marino
●Amy A (vo)
●モフォンゴ伊藤
開場18:30 / 開演19:00
当日は特別フード&ドリンクをご用意。
adv/door ¥3,500 /¥4,000 (共に1D別途)
☆会場チケット⇒ 電話(03-5456-8880: 15-21時)での予約、またメールで受付いたします。お早めに。