合奏集団『かさねぎリストバンド』主宰の増田義基が、
郊外と都市の関係性から生まれる身体性をモチーフにした
ソロアルバム『ビオトープ探して』の8名バンド版ライブを行います。
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関東平野に広がる、道路、田んぼ、ガードレール、住宅街、工場、ショッピングモール…。
人が人のために作った沢山の物質で埋め尽くされた平野の風景を機械の速度で通過する。
都市と郊外の往復の中で、大量消費と資本経済に囲われて育った身体は、
全てを互いに消費しあう清潔な関係性を心地よいとも思うし、
それでは到底耐えきれない、とも思う。
躁鬱を繰り返す資本主義的な反復の中に生きる閉塞感の中でも、
なんとか健康に生き延びる方法はないのだろうか。
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今回は現代詩人によるライナーノーツ(詩)、VTuberによる朗読、
そしてジャズ、即興、ポップ、サウンドアート等、
様々な音楽分野で活動する演奏者と共に、
日々の繰り返しを肯定するための、
そして都市と郊外の反復が生む身体性を託した、
ミニマル・ポリリズムの運動会を開催します。
増田 義基
梅原 徹
尾花 佑季
片山 士駿
さのみきひと
樋渡 直
本藤 美咲
【feat. Artist】
samayuzame
【Opening Act】
温泉マーク(音源提供)
開場 / 開演 19:00
【Opening Act】(19:00 – 19:40)
小笠原鳥類による詩『フラミンゴが、スリッパを探して』の朗読と演奏
朗読音声出演:温泉マーク(Auto-Tune VTuber)
オープニングアクトでは、
現代詩の詩人である小笠原鳥類氏による書き下ろしのライナーノーツ(詩)、
『フラミンゴが、スリッパを探して』を、
Auto-tune VTuberの温泉マーク氏が朗読。(※音源参加)
オートチューンがかかった現代詩に、演奏者によるセッションが加わります。
【Main Performance】(19:40 – 21:10)
ーセットリストー
・国歌斉唱
・息切れ
・Ramp
・ターン
・どこまでも色鮮やかで清潔な沼地 feat.samayuzame
・海岸線
・Stun
・困らない
・Few air
・ビオトープ探して
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前売 ¥3000 / 当日 ¥3500
U-25 ¥2500
(ともに別途1ドリンク代¥600)
※ご到着順のご案内となります。
※Peatixからご予約ください。
※エントランス時のお支払いは現金のみとなります。
※受付にてご予約番号とお名前をお伝えください。(番号については下記参照)
Peatix:
【晴れたら空に豆まいて/ HareMame Tokyo】
東京都渋谷区代官山町20−20モンシェリ代官山B2F(東横線代官山駅から徒歩1分)
代官山駅 中央改札を抜けた正面のポストを超えてさらに進んだ右手のビルB2Fです。
↓駅からの道順動画
HP:http://haremame.com
twitter:https://twitter.com/haremame/
instagram:https://www.instagram.com/d_haremame/
※Peatixのご予約番号は「チケットを表示」とした際の「#」の番号になります。
〜プロフィール〜
増田 義基(ますだ・よしき)
作曲家・サウンドデザイナー。1996年栃木県生。
東京藝術大学音楽環境創造科卒。
在学中に電子音響音楽の作曲を学び、以降演劇や映像、空間芸術作品の集団制作に携わる。
これまでにteamLab、蓮沼執太フルフィル、網森将平バクテリアコレクティブ等に参加。
音を介したコミュニティ形成やコミュニケーションに興味があり、
自作品に卓球型演奏装置「とても大きな音の鳴るピンポン」、
UNOをプレイする際に発する音響を収録した「UNO Communication」など。
コミュニケーションと演奏の関係性を表現に内包する合奏集団「かさねぎリストバンド」を2018年より主宰。
東京芸術劇場ロワー広場、WWW、中空式コンクリートダム堤防内などで演奏を行う。
2022年、故郷の北関東と東京に生息する自分との関係性をテーマにしたアルバム「ビオトープ探して」をリリース。
ほか、北千住BUoYスタッフ、クマ財団二期奨学生。
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梅原 徹(うめはら・てつ) | Syn. + E.Bass
1996年神奈川県生まれ。
都市・環境のリサーチやフィールドワークを通した音響作品の制作を行っている。
他にも映像やダンス作品の劇伴制作、ミックスの提供など活動分野は多岐にわたる。
2022年、英 small méasuresより1st アルバム「Handwritten」をリリース。
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尾花 佑季(おばな・ゆき) | E.Piano + Syn.
1996年夏生まれ
神奈川県平塚市出身
ロックバンド大聖堂でキーボートを担当するほか、劇伴の制作などを行う。
OBANA MICROFONE代表。趣味は少女漫画とラブコメディ。
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片山 士駿(かたやま・しゅん)| Flute
1995年千葉県出身。
国立音楽大学ジャズ専修首席卒業。
矢田部賞受賞。マンハッタン音楽院にて修士課程修了。
第46回山野ビッグバンドジャズコンテスト最優秀ソリスト賞。
米国フルート協会 2016 Jazz Artist Competition Winner Player。
2022年The 43rd Detroit Jazz Festival出演。
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さのみきひと | Perc.
1996年生まれ。
アーティスト。パーカショニスト。
打楽器やabletonを駆使した独創的な表現者として活躍中。
ライブサポートやレコーディング、
果てはソロアーティスト活動から一人芝居まで“おもしろい”と感じることはなんでもやる。
自分の顔が入った服しか着ない。即興打楽器集団LA SEÑAS所属。
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樋渡 直(ひわたり・すなお)| E.Gt. + Vo.
1995年神奈川生まれ。
普段はオルタナティブ・ロックバンド、Luby Sparksでギタリストとして活動。
また、Naive SuperやCutty Scooner等アーティストのサポートも行っている。
増田義基主宰、かさねぎリストバンドには2020年から参加。
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本藤 美咲(もとふじ・みさき) | Br.Sax. + Cl. + Other.
即興演奏と作編曲の二極を活動基盤とし、日々触手を伸ばす。
galajapolymo主宰。
Tokyo sound-painting/
OTOMO YOSHIHIDE Small Stone Ensemble/
渋さ知らズオーケストラ等参加。
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【feat. Artist】
samayuzame(サマユザメ) | Vo.
音楽家。1998年生まれ。
独学でDTMを学び、2018年よりシンガーソングライターとしての活動を始める。
東京芸術大学音楽環境創造科を卒業後、事務所には所属せず、
作詞作曲編曲から自らのブランディング、
ミュージックビデオのプロデュースに至るまで活動のすべてを自身で行っている。
圧倒的な作曲・編曲スキルはもちろんのこと、
現代に生きる芯のある女性としての儚さと強さ、
暴力的かつ美しい言葉遊び、音作りは聴くものを不穏で妖艶な世界に誘う。
【Opening Act】
温泉マーク|朗読音声
2021年3月よりオートチューンがかかるVTuberとして活動を開始。
ゲーム実況を中心にYouTube上で動画配信を精力的に行なう傍ら音楽活動、
ブログの執筆、読書会の主催、3000円ブックオフの提唱、
ポッドキャストの配信等活動は多岐に渡る。
好きなオートチューンのキーは「C」。
Twitter
https://twitter.com/ngo750750750
Instagram
https://www.instagram.com/onsenmark_au10tune/
YouTube
https://youtube.com/@-Auto-TuneVTuber-
小笠原鳥類|『フラミンゴが、スリッパを探して』――『ビオトープ探して』を聴きながら書いた詩
自分が哺乳類ではないように思えるので、
鳥の図鑑(今見ているのは学研の図鑑LIVEポケット『鳥』)で
自分がどの種類であるのかを探さないと自己紹介もできないですが、
木に穴をあけて大量のドングリを詰めるドングリキツツキは、
私はクチバシで木を打撃しないから自分とは違う。
ドングリを食べずにハムを食べます。
本『現代詩文庫 小笠原鳥類詩集』『鳥類学フィールド・ノート』
『歳時記のよろこびペンギン』『入沢康夫の鳥』など。
サボテンのトゲをくわえるキツツキフィンチは、
私ではない、なぜなら私は今サボテンのトゲをくわえていないから。
いちばん好きな作曲家はブラームス。
【スタッフ】
屋上(記録・撮影)
なってるハウス(スタジオ提供協力)
永田風薫(収録アシスタント)
石原朋香(フライヤーデザイン)
大里淳(メインビジュアル)
【助成】
クマ財団
詳細の確認、主宰者へのお問合せは、以下のweb又はメールにてお願いいたします。
Web : https://c-sd.org
Mail : mail@yoshikimasuda.com