フィンランドから繊細な叙情、流麗さを究めたピアニスト登場
ジャズ、フィンランドや他の民族音楽、20 世紀クラシックを包容
ドイツ ECM レーベル・アーティスト
[Samuli Mikkonen のworkshopを開催します]
コンサート終了後
お申込は ticket@spn1.speednet.ne.jp まで
料金3,000 円を会場でお支払いください
Samuli Mikkonen (サムリ・ミッコネン)
open/start 19:00/19:30
前売 4,500 当日 5,300 共にdrink 700 別
入場時整理番号付
自由席
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フィンランドのジャズピアニスト兼作曲家のSamuli Mikkonen (サムリ・ミッコネン)は、新しいソロ・ピアノプロジェクトで、インプロヴィゼーションの領域に戻る。当初から彼の芸術性において重要な概念であった純粋な即興演奏という考えは、一人で演奏するときに最も具体的になる。「具体的な音楽的アイデアに関して何の準備もせず、完全に空っぽの心でステージに上がるという考えは、即興音楽家が遭遇する可能性のある最も挑戦的で、潜在的にやりがいのある状況である」と彼は言う。
「同時に、これまで私がやってきたことはすべて、この瞬間に向けて準備をしてきたことだと理解している。音楽という観点だけでなく、さまざまな芸術形式、哲学、その他の知的インスピレーションの源、そして最終的には人生そのものからの影響を蓄積することで内なる宇宙を構築するという観点からも。」
「人生経験を積んだ個人であると同時に、何世紀、何千年にもわたる喜び、苦しみ、時折の夢に満ちた人類の意識的な一員であること、そして自分の全存在エネルギーを今この瞬間に集中することの並置は、常に重要なことだった。それはソロ・インプロヴィゼーションにおいて大きなインスピレーションの源だ。」
「私は人間の境遇を喜ぶと同時に嘆いている。世界で私たちの周りで起こっていることは、分断、暴力、破壊という言葉で私たちに語りかけてくることが多いように思えるが、それでも私たちは、このような時であっても、音楽の瞬間を分かち合い、瞑想するために団結することができ、もう少しどこかにつながる意識を感じられる。」
サムリ・ミッコネン
1973 年生まれ。有名なドイツのECMレコード・レーベル・アーティスト。ピアニスト兼作曲家の Samuli は、フィンランド中央Jyvaskyla(ユヴァスキュラ)で生まれ、3 歳からピアノで即興演奏を始めた。
グランドピアノで自分の「音楽的な声」を開発することに人生のほとんどを捧げてきた。彼のサウンドは、ジャズ、フィンランド民族音楽、その他の民族音楽、そして 20 世紀のクラシック音楽にまで遡ることができる。90 年代半ばに母国フィンランドのジャズ・バンドで初めてステージに立ち、それ以来国内外で活動し、コラボレーションやさまざまなプロジェクトを行っている。
Kenny Wheeler (ケニー・ウィーラー)、John Zorn(ジョン・ゾーン)、Mike Gibbs (マイク・ギブス)、 Wayne Krantz(ウェイン・クランツ)をはじめ、多くのスカンディナヴィア人のサイドマンとして演奏してきた。また、セネガルの歌手Julia Sarr(ジュリア・サール)とも仕事をしている。フィンランドでは、ワールド・ミュージック バンドのPiirpauke(ピアパウケ)やジャズ/即興アーティストのSakari Kukko(サカリ・クッコ)、Sonny Heinilä(ソニー・ヘイニラ)、Mika Mylläri(ミカ・ミラリ)、Jouni Järvelä(ヨーニ・ヤルベラ)、Jorma Tapio(ヨルマ・タピオ)のピアニストとして選ばれている。
ヨーロッパ諸国に加えて、アルゼンチン、チリ、ペルー、中国、韓国、日本、米国をツアーしてきた。彼のコンサートは、フィンランド国営放送のYLE、イギリスBBC放送局、ドイツのNDR(北ドイツ放送局)やWDR(西部ドイツ放送局)、オーストリアの国営放送 Ö1、スイス放送協会のSRG/SSR、スウェーデン放送局、デンマーク放送局で放送されている。CD はこれまで自身のものを5 枚リリース、他にも約 20 枚の CD を演奏している。
デビュー作 “Korpea Kuunnellessa” 及び2枚目 – ベーシストの Anders Jormin(アンデルス・ヨルミン)とドラマーのAudun Kleive(アウドゥン・クライヴェ)が入った北欧トリオ - のレコードは日本で特に好評を博した。
作曲家としては、自身が人選したアンサンブル ”7 Henkea” のほか、デュオやトリオからビッグバンドに至るまでのジャズ・アンサンブルのために作曲を行っている。委嘱作品には、ビッグバンドのための5曲、ジャズとクラシックのハイブリッド・アンサンブルのための作品、劇場やテレビのための音楽が含まれる。
彼のバンド、Kuára(クアラ)は、ノルウェー・サックス界の大物Trygve Seim(トリグヴェ・セイム)と、フィンランドの同胞で長年音楽の戦友であるMarkku Ounaskari(マルク・オウナスカリ)の才能と直観を組み合わせたものである。 ECMレーベル作品はノルウェ―のマルチ・インストゥルメンタル奏者Per Jørgensen(ペール・ヨルゲンセン)とMarkku Ounaskariが参加して 2010 年にリリースされている。
試聴
バンド KUÀRA Ounaskari Mikkonen Jørgensen Introit ライヴ 2010年
バンドKUÀRA Ounaskari Mikkonen Jørgensen Soldat Keljangúr part I ライヴ 2010年
バンドKUÀRA Ounaskari Mikkonen Jørgensen Soldat Keljangúr part II ライヴ 2010年
バンドKUÀRA Ounaskari Mikkonen Jørgensen Sjuan Gúr ライヴ 2010年
バンドKUÀRA “Äesniitty” / solo スタジオ録音 2015 年
企画制作 Office Ohsawa
協力 Disk Union
後援 フィンランド大使館