ジョニ・ミッチェルからジュディー・シル、リンダ・バーハクス、ヴァジュティ・バニヤンまでを連想させる珠玉のアシッドフォーク!
ベルギーで小さな農場を営みながら歌を紡ぐ「ファーマー・ソングライター」キャットバグことポーリーン・ロンダーが、待望の初来日!!
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開場 18:30 / 開演 19:30
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前売 5500 / 当日 6000 (ともに+1drink¥700別途)
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キャットバグは、シンガー・ソングライターのポーリーン・ロンドーによるプロジェクトです。ベルギーのとある村で育ち、アントワープ王立音楽院で作詞作曲やステージパフォーマンス、舞台芸術などを学んだ後、母親と義父が営むウェストマレの小さな農場に移り住みました。特に明確な目的もなく移住しましたが、この環境の中で最初の素晴らしい楽曲が生まれるまでには、さほど時間はかかりませんでした。
2018年にデビューアルバム『Universe』をリリース。ベルギーで好意的な評価を獲得し、その音楽キャリアは軌道に乗ったように思えました。しかし、次第にポーリーンは都会の暮らしに居心地の悪さを感じるようになります。そうして、彼女はアントワープを離れ、マレにある有機農場「De Paardebloemhoeve」を運営する道を選びました。
その農場こそが、彼女がオランダ語で制作した初のアルバム『slapen onder een hunebed』を制作するのに理想的な環境だったのです。このアルバムはベルギーで高く評価されるだけでなく、日本のディスクユニオンが主催するレーベル <Think!Records> にまで届きCDがリリースされました。またリクエストを受けて数百枚のレコードが日本に出荷されましたが、そのすべてが瞬く間に完売しました。キャットバグの歌詞はオランダ語であるにもかかわらず、日本のリスナーたちの心に彼女の音楽は響いたのです。
そこから3年の歳月を経て、待望の新作『Musjemeesje』が誕生しました。新作のインスピレーションの源もまた、この農場でした。2021年のある冬の日、ポーリーンは双眼鏡をプレゼントされ、それをきっかけに農場周辺にいる鳥について学ぶ決心をしました。やがて彼女は、多くの鳥の特徴的な鳴き声や飛び方を識別できるようになり、それぞれの鳥から個別の物語が生まれていきました。ポーリーンは鳥たちの中に、自分自身と重ねられる何かを見出し、それを描き出したいと思うようになりました。こうして「鳥たちについての歌を集めたアルバムを作る」というアイデアが生まれたのです。
このアルバムでは、前作と同様にプロデューサーのアイコ・デフリエントと共に制作を行い、ミキシングも彼が担当しました。レコーディングはピアニスト、ガイ・ヴァン・ナウテンのスタジオで行われ、前作同様に「引き算の美学」を意識して制作されました。シンプル・イズ・ベスト。それが、ジェシカ・プラットやジョニ・ミッチェルを彷彿とさせる、ユニークで夢のようなオランダ語のインディーフォーク・アルバムとして結実。本作『Musjemeesje』も、ベルギーだけでなく日本でも発売され、多くの反響を呼びました。
そして2025年、キャットバグがついに初来日を果たします。豊潤に香る弦、たおやかに実る歌。農場の暮らしそのものを奏でるそのスタイルは、混迷を極める今の時代に、音楽のあるべき姿を示しているのかもしれません。







