LEMAŃCZYK/GOLICKI/SARNECKI TRIO (サルネツキ/レマンチック/ゴリツキ・トリオ)
メンバーズ●
ラファウ・サルネツキ (ギター)
ピオトル・レマンチック(コントラバス)
アダム・ゴリツキ(ドラム)
open 18:45 / start 19:30
adv. ¥3,500 / door. ¥4,000
(ともに+1drink fee¥700)
※エントランス時のお支払いは現金のみとなります。
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サルネツキ/レマンチック/ゴリツキ・トリオ
ラファウ・サルネツキ(ギター)、ピオトル・レマンチック(コントラバス)、アダム・ゴリツキ(ドラム)
このバンドは2023年に結成されました。それ以来このトリオはランディ・ブレッカー、マイク・スターンやグラジナ・アウグスチックなどのスター達と協力しています。2024年1月にはニューヨークでゲストにマイク・スターンとレニ・スターンを迎えCD「NYC Session」を収録しました。彼らの音楽はロックでありながら、並ならぬハーモニーと美しいメロディーを用いたメインストリーム・ジャズだと言えます。エレガントなサウンドと多様なムードのレパートリーが彼らの音楽の個性を創り出します。
CD「NYC Session」はその名の通りニューヨークで収録されました。素材音源はクイーンズ区にあるスピン・スタジオで登録されました。録音の担当者はB.B.キングやパット・メセニーなどとの協力で有名な伝説のロイ・ヘンドリクソンでした。ヘンドリクソンが天才ギタリストを収録したというユニークな経験が彼を選んだ最も重要な理由でした。ギター・トリオの場合はギターの音源が豊富でベースとドラムの周波数と心地よく調和させることが重要でした。
アルバムには7曲が収録されています。そのうち6曲はバンドメンバーのオリジナル曲です。そしてその他に人気の定番曲「Green Dolphin Streetグリーン・ドルフィンストリート」のアレンジ曲もあります。CDにこの曲を加えたことはとても象徴的なことです。なぜならその作者はジャズ・スタンダードを数多く作曲しハリウッドで成功したポーランド出身の作曲家ブロニスワフ・カペルだからです。そしてCDには様々な種類の音楽があります。ムーディーで広がりのあるバラード「Waltz for A」や前述の穏やかな「Green Dolphin Street」があります。またマイク・スターンのブルース・ソロを含む「Blue Chick」のようにとてもエネルギッシュな曲もあります。変化に富んだハーモニーの「Untitled Story」のような曲もあります。楽器の種類は限られていますがCDには豊かな曲調とサウンドがあります。
2つの曲ではスペシャルゲストのマイク・スターンとレニ・スターンが演奏しています。マイクはジャズ音楽史において一番評価されているギタリストです。マイクの作曲を分析することですでに何世代ものギタリスト達がギターを学びました。1980年代にはマイルス・デイヴィスの有名なエレクトリック・バンドのメンバーでした。彼の妻レニ・スターンはギターだけでなくアフリカの楽器「ンゴニ」を演奏することで「Buchta」という曲にマジカルでエスニックなカラーを与えました。マイクとレニは2回のポーランドツアーで14回もこのトリオと一緒に演奏しました。彼らが収録に参加したことは偶然ではありませんでした。このように何回もセッションしたことで音楽面でもうまく調和しプライベートでも仲良くなりました。
ラファウ・サルネツキ-
ジャズギタリスト、作曲家、編曲家。数少ないポーランド人の音楽家としてアメリカ合衆国で成功し、10年以上滞在して音楽を制作する。そしてランディー・ベッカー、マイク・スターン、ロン・ブレイク、ジョエル・フラムやベン・ウェンデルなどのアーティストとセッションする。2009~2019年はアメリカ合衆国で名の知れたグループ「Lucas Pino No-Net Nonet」のメンバーだった。また自分の音楽プロジェクトのリーダーとしてアジアで15のツアーを実施する。北アメリカ、南アメリカおよび多くのヨーロッパ諸国でもコンサートを行う。5つのオリジナルのCDを収録し、そのうち3つ(Song From a New Place – 2008、 Cat’s Dream – 2014と A View From The Treetop – 2022)は「フレデリック」賞にノミネートされる。2つ目のCD「The Madman Rambles Again (2011)」は有名な「All About Jazz」の編集部により「2011年の最も注目すべき12のアルバム」の1つに選ばれ受賞する。2021年には博士教授の学位を取得する。
ピオトル・レマンチック
彼はヨーロッパのトップ・ジャズベーシストの一人である。マイク・スターン(アメリカ合衆国)、ウォルター・スミス3世(アメリカ合衆国)、ジェリー・ボルゴンジ(アメリカ合衆国)、シーマス・ブレイク(アメリカ合衆国)、デヴィッド・キコスキー(アメリカ合衆国)、ティム・ハガンス(アメリカ合衆国)、ブライアン・メルヴィン(アメリカ合衆国)、ゲイリー・ノバック(アメリカ合衆国)、アヴィシャイ・コーヘン・トリオ(イスラエル)、レシェック・モジジェル(ポーランド)、クシェシミル・デンブスキ(ポーランド)、ズビグニェフ・ナミスウォフスキ(ポーランド)、ドミニク・ヴァニャ(ポーランド)、マチェイ・シカウァ(ポーランド)やその他のジャズ界の世界的なアーティストとセッションしている。彼は8つのオリジナルCDを収録し、これらは「Downbeat」「JazzTimes」「Jazz Forum」「Jazzpress」「The Guardian」などの雑誌のレビューで高評価を得る。ポーランドのクラクフで行われたジャズコンクール「Jazz Juniors」(1995年、1996年)で受賞候補に輝き、その独自性や作曲家および奏者として評価され受賞する。「Jazz nad Odrą」(1996年)では作曲賞を受賞、「Pomorska Jesień Jazzowa」(1996年)では「キャリアの黄金の鍵」を受賞する。数多くのポーランドのトップジャズ・バンドの一員で、アメリカ合衆国の「BEATLEJAZZ」バンドの唯一のヨーロッパ人のメンバーである。またポーランドのジャズ界のアーティストと60以上のCDを収録する。Jazz Forumの「Jazz Top 2020」アンケートでは評論家による「コントラバス」カテゴリーでは3位、「音楽家オブ・ザ・イヤー」では4位に輝いた。「PIOTR LEMAŃCZYK Electric Band」と「PIOTR LEMAŃCZYK Acoustic trio」のバンドのリーダーを務める。
アダム・ゴリツキ-
ジェロナ・グラ大学の「ジャズおよびステージ音楽」とブロツワフ音楽大学インストルメンタル学部の卒業生である。現在は主にスタジオ・ミュージシャンとして働き、様々な様式のバンドと協力している。ポーランドのブロツワフで2003年に行われた「ドラム全国コンクール」で優勝し、「Paul Band」バンドと一緒に2005年の「ポーランド全国ジャズ・ブルースバンド・フェスティバル」で優勝し、また「ベスト・インストルメンタリスト」に輝いた。2017年4月にはインドネシア出身のピアニストと共に「Dwiki Dharmawan & His Polish Friends」プロジェクトでコラボし、インドネシアの「Java Jazz Festival」で演奏する。アダム・ゴリツキは3つのオリジナルCDを収録し、これらは評論家のアダム・バルフ、マチェイ・ノボトゥニやマルタとロベルト・ラタイチャックらの高い評価を得る。4つ目のアルバムは制作中である。マチェイ・シカウァ、ツェザリ・パチョレク、マチェイ・グジバチ、ピオトル・レマンスキ、プシェメック・デイアコフスキ、ドミニク・ブコフスキ、クバ・スタンキェビチ、インガ・レバンドフスカ、グジェゴシ・ナグルスキ、ズジスワフ・バビャルスキ、ヤン・コノプBig Band、ジェロナ・グラ大学のBig Bandなどと協力している。