- 2020.07.01 (Wed)
- title. クラウドファンディング最終日
本日ハレマメクラウドファンディングが終わります。
4月23日から始まりその後およそ2ヶ月余りの間、多くの方々から励ましのお言葉や、心温まるメッセージをいただきました。
7月1日14時の時点でその数1735名様。
これに加え、直接手渡しでいただいた方々を含めると1741名の方々にご支援をいただいたこととなります。金額は12,488,122円に達しました。
驚くべき金額と、ご支援いただいた方々のその人数に、嬉しさと感謝の念と戸惑いと喜びとホッとした気持ちと、、、、、様々な気持ちが入り混じり湧き上がってまいりました。
これほどの方々に「晴れたら空に豆まいて」がお気持ちを寄せていただいていることと、これほどの方々に「晴れたら空に豆まいて」が認知され、気遣っていただいていたということが驚きであり何にも変えることのできない喜びでした。
今回のクラウドファンディングは、財政的な援助ばかりでなく多くの喜びや気づきを与えていただける大きなきっかけにもなったわけであります。
それはもう感謝しかないわけですが、言葉では言い表せないほどの気持ちがずっと続いております。ありがたい、ありがたい、ありがたい、ひたすらありがたい。本当に、本当にありがとうございました。
嬉しいのは、お金だけではなく多くの方々に寄せていただいたコメントやメール、TweetなどSNS上で見る事のできるちょっとした一言など、その全てが私たちに圧倒的な勇気と希望を与えてくれました。
そして同時に、貴重な時間と愛に溢れるお気持ちにどうやってお気持ちをお返しできるのだろうか?その責任はどのようにして果たされるべきなのか?本当に私たちはそれができるのか?という不安と戸惑いも同時に生まれました。
このクラウドファンディングがなければ、とっくに廃業に追い込まれていました。
私たちには多くの困難がございました。
まず、大阪のライブハウスからクラスターが発生したということで連日ライブハウスは槍玉に挙げられました。
大阪のそのライブハウスは誠実に事実を報告し、出演者のミュージシャンの方々も誠実な報告をした結果、実名が公表されたりネットで誹謗中傷を受けます。その輪はグングン広がり全国の「ライブハウス」は危険視されるようになります。
私たちも同じようにその対象となりました。
その後3月期は半分以上がキャンセルになり4月期は絶望的で、収入はゼロ。そして完全な休業を余儀なくされました。
この頃は、コロナという病原体の正体は不明でヨーロッパの感染状況やアメリカの死者数などが連日報道され恐怖を煽られ続けていた気がします。
政治は混乱し、政府からの保証案も2転3転し経営プランは全く立てることができずただただ情報をかき集め、国会中継を連日視聴し、何通りもの経営プランを立てては変更し立てては変更しの繰り返しだったと思います。
もうこれはダメかもしれない、、、、と思った時にクラウドファンディングを始めさせていただいたのです。
クラウドファンディングを始めるときに綴らせていただいたご挨拶文にも載せましたが、お世話になっている方々に救済のお願いをすることがそもそも不条理で、厚かましく、情けなかった訳ですが私たちにはそれしか方法がございませんでした。
苦渋の判断で出させていただいたS.O.S.だったわけです。
振り返ると、
クラウドファンディングを始めさせていただいた4月23日の時点では、収入は0になり、雇用問題や家賃の問題など支払いしなければならない固定費に全く目処が立たず支払い期日だけが迫ってくる状態でした。
従業員、スタッフの将来や生活、極めて困難な家賃交渉、雇用調整助成金の複雑で難解な計算式と膨大な書類(現在は激的に簡素化されました)などが複雑に絡まりあい、その上国の保証体制案もクルクル変わり、その情報に揺さぶられ振り回される日々が続きました。
政策金融公庫からの融資は受けたものの、それはあくまで借金であり返すあてのない借金は不安の塊でしか無かったのです。
この頃私は、ミミズ腫れか切り傷のような形の不思議な蕁麻疹が連日身体中に出ていました。知恵熱というやつでしょうか?(笑)数時間経つと引くのですが、毎日その痒さに悩まされました。また、ビジュアルがすごく気持ち悪いのでこればっかりは気持ちが落ちることが多々ありました。自分自身の精神力の弱さが露呈したわけです。
そして、その後6月12日に2次補正案が通りある程度の国のサポートが確定します。
2月中旬から考えると4ヶ月近くの時間がかかりました。
そんな中ぐんぐん伸びるクラウドファンディングのご支援の数字は、国の保証よりも何よりも経営的なプランを立てる上で確実かつ有効で、なんと頼り甲斐のある数字だったか、、、、。いつの間にかクラウドファンディング自体が「晴れたら空に豆まいて」存続のための背骨になっていたのです。
これが無かったらと思うと、、、、、、、、
それほどまでにみなさまのご支援が私たちの心の支柱になり、お店の存続への光を柔らかく差し込み続けてくれたのです。
みなさんに救っていただきました。
何度感謝の思いを綴ってもお伝えしきれるものではありません。
次は私たちが自身の力で立ち上がる時です。
そして現在の晴れたら空に豆まいての経営状況についてお知らせさせていただきます。
長引く休業期間に累積した赤字は大きく、現時点ではまだ赤字の状態です。持続化給付金、雇用調整助成金、家賃給付補助、東京都感染拡大予防協力金などまだ未入金で採択されるかどうか未定のものも含めて計算すると赤字金額は800万ほどです。
(7月1日時点)
これから私たちはこの金額を返済してゆくことと、新たな取り組みにチャレンジをしてまいります。
新たなチャレンジというスタート台に立てたのは、クラウドファンディングがあってこそに違いありません。(無ければつぶれていました)
8月には「晴れたら空に豆まいて」が誕生してから15年目の節目を迎えます。
この月から私たちは再起動します。今までの様な形での営業ではなく、変容した形での再起動です。
実際にご来場いただくお客様の数には限りがございますが、安全と安心をベースにお楽しみいただける新たな環境をご提供させていただきます。
また、この自粛期間に培い、今後発展してゆく番組作りという新たな表現方法で皆さまにはご自宅でお楽しみいただけるコンテンツを真心込めてご提供させていただきます。
そして、ハレマメ商店(Hare-Mame Store)として発足するオンラインショップでは先のブログで長々と綴らせていただいた理念を元にみなさまに喜んでいただける商品を、真心込めてご紹介させていただきます。
みなさまからいただいたご支援金は、本日2020年7月1日、23時59分を持ちまして終了し、正確な数字が出ます。
その後改めてご支援金の使い道をお知らせさせていただきます。
大切に、大切に使わせていただきます。
それでは大変長くなりましたが、晴れたら空に豆まいて全スタッフを代表いたしましてあらためて心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
深謝。
2020年7月1日
株式会社ベルリンの庭で(晴れたら空に豆まいて)
代表取締役 越路よう子