ノルウェ―のジャズ界の大ヴェテラン・バリトンサックス・プレイヤ― John Pål Inderberg (ジョン・ポール・インデルベルグ)率いるスーパートリオ公演
かつてLee Konitz(リー・コーニッツ)や Gil Evans(ギル・エヴァンス)と共演、
今もジャズ界の第一線で活躍するバリトン・サックス・プレイヤ―、ノルウェ―・ジャズ界の殿堂、旧トロンハイム音楽院の「大」教師率いるトリオ。伝統と革新の音にユーモアたっぷりのライヴで見どころ一杯。
John Pål Inderberg と Håkon Mjåset Johansen (ホーコン・ミョーセット・ヨハンセン)はSteinar Raknes Quartet の一員として以前、Real & True Live Series に参加したことがある。またHåkonは Urban Connection(アーバン・コネクション)、Motif(モティーフ)、Håvard Stubø Quartet (ホーヴァ―ル・ステュ―ベ・カルテット)やSteinar Raknes Quartet(スタイナー・ラクネス・カルテット)でも来日したReal & True Live Series 常連ミュージシャンでもある。ダブルベースの Trygve Waldemar Fiske (トリグヴェ・ヴァルデマー・フィスケ)は自身のバンド Waldemar 4 で活動する他、Heidi Skjerve Quartet (ハイディ・シャルヴェ・カルテット)やHanna Paulsberg Concept (ハンナ・パウルスベルグ・コンセプト)のメンバーとしても活躍する。
トリオメンバーの Håkon Mjåset Johansen(ドラム)とTrygve Waldemar Fiske(ダブルベース)はジャズ教育でノルウェー随一と言われたトロンハイム音楽院で John Pål Inderberg の指導を受けたことがある。後年、それぞれ優れたミュージシャンとなってからこのトリオに参加することとなった。
共演には、日本ジャズ界を牽引する三人の俊英、類家心平(trumpet)、瀬尾高志(bass)、福盛進也(drums)を迎える。北欧と日本、世代と美学を超えて響き合う、唯一無二のアンサンブルに期待が高まる。
[John Pål Inderberg Trio]
Håkon Mjåset Johansen(ホーコン・ミョーセット・ヨハンセン / ドラム)
Trygve Waldemar Fiske(トリグヴェ・ヴァルデマー・フィスケ / ダブルベース)
with
類家心平 (trumpet)
瀬尾高志 (bass)
福盛進也 (drums)
![]()
18:30 open
19:15 start
類家心平 (trumpet) 瀬尾高志 (bass) 福盛進也 (drums)
20:30 start
John Pål Inderberg Trio
![]()
前売 3,500 / 当日 4,000 +drink ¥700別
*公演のご予約お申込みは、店頭への予約、またはメール(ticket@spn1.speednet.ne.jp 宛て)或いは電話(090 1691 7988)にてお願いします。
必ず、お名前(姓名)、住所(郵便番号も)、電話番号、希望日、チケット希望枚数、お目当のバンドをお知らせ下さい。
尚、電話は聞き間違い、書き間違いなど起こり得ますので、できる限りメールでお願い致します。
電話はつながり難い場合があります。
メールでのご予約は、折り返し、チケットの有無、お支払方法をご連絡いたします。
前売で売切れの場合は当日券を発行しませんのでご注意下さい。
チケットの注意事項(http://bigstream.main.jp/music/tickets.html) をご覧ください。
ジョン・ポール・インデルベルグ・トリオ・プロフィール

ジョン・ポール・インデルベルグ・トリオは2016年にデビュー作 “Linjedalsleiken” (リニェ谷の舞曲)を発表して以来、彼らはヨーロッパ、アジア、オーストラリア、ニュージーランド、そしてノルウェー国内を広くツアーしてきました。その後、アルバム ”Radio Inderberg” (ラジオ・インデルベルグ)/2020年と ”Radio fra ura” (大地からのラジオ)/2022 年を AMP Music and Records からリリースしている。 インデルベルグはこの夏 75歳を迎えるが、これまで以上に精力的に演奏を続けている。彼の長く充実した意味深いキャリアは継続していて、まだ道半ばだ。これらのアルバムに収められた歓びに満ちたアンサンブルは、そのことを物語っている。
この音楽は、トリオが北欧の伝統音楽とアフリカ系アメリカ人ジャズ、そしてダダ的言語を融合させたいという願いを表している。トリオは重要な逆説の中、つまり伝統への敬意から、それぞれの演奏者は北欧音楽やアメリカ音楽の一部を模倣しますが、その目的は「模倣したものと同じには聴こえない」ことにある。バンドは、個々の美学的嗜好と確立された伝統音楽的選択との境界の中で、自らの音楽を発展させている。
John Pål Inderberg(ジョン・ポール・インデルベルグ )
雪が多い山に囲まれた土地、ノルウェー中部の Steinkjer(スタインジャール) で伝統音楽を聴いて育った。音楽をやるようになってからは、Lee Konitz(リー・コーニッツ), Warne Marsh(ワーン・マーシュ) や Gil Evans(ギル・エヴァンス)と一緒に演奏し、芸術としてのジャズを学んだ。彼のバリトン・サックスはGerry Mulligan(ゲリー・マリガン)にインスピレーションを得た音と豊かなノルウェー・フォークの手法で構成されている。長年、楽器の演奏に心血を注ぎ、音楽を深く愛することによりユニークなバリトン・サックス音楽スタイルを確立している。
John Pål Inderbergはノルウェー名門トロンハイム音楽院でダブルベースのSteinar Raknes (ソロ、Tore Brunborg Slow Snow Quartet、Steinar Raknes Quartet、The Core、Arvvas)やドラムのHåkon Mjåset Johansenなど多くの優れたジャズ・ミュージシャンを教え育てた「大教師」。現在もトロンハイム音楽院の後継である NTNU (ノルウェ―科学技術大学)の教授を務めている。
2017 年来日時 Real & True 公演感想
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試聴
アルバム “Radio fra ura” Spotify
類家心平 (trumpet)

青森県八戸市生まれ。
高校卒業後海上自衛隊大湊音楽隊でトランペットを担当。
6年間勤務し退官後に上京。高瀬龍一氏にジャズトランペットを師事。
2004年SONYJAZZから「urb」でデビューする。その他「菊地成孔ダブセプテット」や「DCPRG」「森山威男group」「山下洋輔スペシャルカルテット」「SHAG」等に参加し注目を集める。自身の名義では「RS5pb」で現在までに5枚の作品をリリース。
海外のジャズフェスティバルにも参加し好評を博す。
ギタリスト大友良英のグループではヨーロッパ、中国各地での公演に参加。
その他ジャズを題材にしたアニメと映画版の「坂道のアポロン」ではトランペットの吹き替えを担当する等活躍の幅を広げている。
瀬尾高志 (bass)

1979年札幌生まれ。中学の吹奏楽部でコントラバスに出会う。
コントラバスを藤澤光雄氏に師事。北海道大学のジャズ研に所属。
すすきの路上、北海道のライブハウスにてライブ活動を始める。
2001年、キューバ、アメリカ各地を旅しながらセッション・ライブを重ねる。
2006年、横浜ジャズプロムナードコンペティションに『石田幹雄トリオ』で出演し、グランプリと横浜市民賞を受賞。
古くから使用されている羊や牛の腸のガット弦を使用して、太くてニュアンス豊かなベースプレイ、またハーモニクス(倍音)を駆使したアルコ奏法は独自の世界を確立している。
板橋文夫、坂田明、デーモン閣下、カルメンマキ、七尾旅、トリスタンホンジンガーらと共演。 独自の感性と探求心で、ジャンルの垣根なく国内外を問わず演奏活動している。
福盛進也 (drums)

1984年1月5日、大阪市阿倍野区生まれ。15歳でドラムを始め、17歳の時に芸術高校にて音楽を学ぶために単身で渡米。
その後、ブルックヘブンカレッジ、テキサス大学アーリントン校を経て、バークリー音楽大学を卒業。
10年間のアメリカでの活動後、2013年に拠点をミュンヘンに移し欧州各国で活動を開始。
2018年に自身のトリオで、ドイツの名門レーベルECMから日本人二人目となるリーダー・アルバム『For 2 Akis』を世界リリース。
その後、トリグヴェ・サイム(Ts)、ウォルター・ラング(Pf)との新たなトリオの他、リー・コニッツ(As)、ミロスラフ・ヴィトウス(B)、フローリアン・ウェーバー(Pf)、ソンジェ・ソン(Ts)、山下洋輔(pf)など様々なアーティストとの演奏活動を行う。
2020年には自身のレーベルnagaluを立ち上げ、参加アーティスト総勢12名のアルバム及びショートフィルム『Another Story』をリリース。翌2021年には第二のレーベルS/N Allianceも設立し、プロデュース業や録音のディレクションにも力を入れている。
更には、日韓アーティストを中心としたプロジェクト「EAST MEETS EAST」を発足し、欧州、日本だけに留まらず、アジア全体のジャズの発展に向け新たな風を巻き起こしている。
独特で繊細なシンバルワーク、そして空間を自由に生み出し色とりどりに展開する演奏は世界中でも一目を置かれ、また作曲家としても高い評価を得ている。
ダイナミクスの幅が広く詩情的なプレイを得意とする。







