★仲宗根創

歌い継ぐことの「新しさ」~2月15日の仲宗根創 by 藤田正
「沖縄を一人の人間として考えると、<この人>は本当にいろんな経験をしてきた。だからこそ他者を受け入れ、みんなに優しい。中庸の心ですかね。ぼくは沖縄はそんな所だと思います」(仲宗根創)。
3回目を迎えた<はじめ・晴れ豆ライブ>では、琉球・沖縄の歴史を背景とする話題の新作や、ユニークな作品が披露されるという。若き島唄の実力者として、評価が高まる仲宗根創だからこその構想が楽しみだ。
中学生の頃には巨星・登川誠仁のフォロワーとして島唄ファンの間で注目された仲宗根も、今や37歳。「晴れ豆」でのライブが終われば38歳になる(2月28日が誕生日)。古典的な島唄の掘り下げは当然ながら、若い世代ならではの新しい試みも忘れないのが重要なところ。今回は、大先輩である知名定男が改作詞したレゲエ「ノーウーマン ノークライ」(ボブ・マーリー)も取り上げるという。
ちなみにこの時の伴奏楽器はサンレレ。サンレレとは、三線とウクレレの特徴をミックスさせた沖縄生まれの新しい楽器だ。晴れ豆での彼のライブではお馴染みの楽器だが、海でつないだハワイやジャマイカなどの文化を、仲宗根創のボーカル・演奏はどう描くのか、期待したい。
さらには、「戦後80年」の2025年に紹介され県内で話題になった「戦争華」(いくさばな)を、いよいよ東京でじかに聴くことができる。島袋安子さんの過酷な体験をもとにして仲宗根創へ託された詞(琉歌)は、新聞報道、一部識者の間では、戦後沖縄をリアルに描いたかの「艦砲ぬ喰ぇ残さー」(かんぽうぬくぇーぬくさー)を受け継ぐ重要な作品とされている。
仲宗根創は語る。
「沖縄を感じるには、歌が一番。一石二鳥、三鳥、だと思います。今回も晴れ豆では、沖縄にはどんな歴史や文化があるのかを知ってもらいたい。沖縄の言葉にしても、現代ではどんどん風化してきてますよね。でも歌にはしっかり残っている。そういったエッセンスをぼくは伝えたい」
★あがみんた

唄は絆そして縁(えにし)〜オープニング・ゲスト「あがみんた」 by 藤村俊之
与那国は日本の最西端、八重山列島の島。「どなん」とも呼ばれ、その名の泡盛が有名。喜納昌吉「ハイサイおじさん」の三線弾き長間孝雄の生地であり、立松和平が「唄の島」と書いた。沖縄本島からは本土に行くくらい遠く、オレは行ったことはない。
長間と縁があり、与那国民謡クラブの後輩・和泉きぬ子さんとは面識があった。彼女が結婚を機に大阪に移り、民謡酒場や地元の催事でうたっていることは知っていた。が、乳児のころ抱っこした美紀(みのり)や、東京の我が家に短期居候した眞生(まお)が音楽をやってるとは!
それが「あがみんた」。与那国の方言で”子供たち”。美紀/眞生の姉弟と仲間たちのグループだ。今回は姉弟の母・きぬ子さんが加わる。
きぬ子さんが唄う八重山民謡に、子らが唄や囃子、楽器を添える。姉弟ふたりの演唱は去年オレの企画で数曲披露してもらった。きぬ子さんの「ゆんたくバンド」や姉のクマイルス、弟のソロ演奏やバンドは検索すれば視聴できる。
姉が沖縄民謡のみならずカンボジア歌謡をうたい踊る、弟がサニーデイサービスらと共演したりアンビエントからルーツ系までミクスした独自スタイルで活動するなんて、30年まえは想像できなかった。
与那国~大阪~東京~カンボジアという地縁。祖先~親~姉弟という血縁/血脈。伝統の島唄が半世紀を経て、遥か東京の地にて、異種ジャンルとの交感により新たな伝承となるか。西から見届けよう。
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出演:
仲宗根創 (三線、サンレレ 、 唱)
オープニング・ゲスト:
あがみんた
唄、囃子 / 和泉美紀 (クマイルス)
唄、三線 / 和泉きぬ子
唄、Gt.、Mand etc. / 和泉眞生
Ba. / ベラ氏(クマイルス)
Drs. / 岡田優佑(BROTHER SUN SISTER MOON)
解説:
藤田正
藤村俊之
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前売 ¥4,000/ 当日 ¥4,500
(ともに別途1ドリンク代¥700)
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【晴れたら空に豆まいて/ HareMame Tokyo】
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