テリー・ライリー 爆音 Listening Party開催決定!
ジャンルを超えた音楽シーンの礎にして光、テリー・ライリーの近作2作品と貴重な未発表音源を国内随一のサウンドシステムを誇る「晴れ豆」の極上音響空間で浴びて、6/24に90歳を迎えるテリー・ライリーの誕生日を前祝いしましょう!
再生する作品は・・・
①世界の音楽地図を塗り替えたミニマルミュージックの金字塔「In C」―その衝撃の初演から60年後の2024年7月21日、満月の清水寺でテリー・ライリー本人を含む50名ほどの演奏家による奉納演奏を収録したライブ盤『In C – 60th Birthday Full Moon Celebration at Kiyomizu-dera Temple』
②若きテリー・ライリーが親しんできたジャズ・スタンダードのカヴァーと、即興演奏家としての魅力が鮮やかに注ぎ込まれたオリジナル楽曲を収録した『Terry Riley STANDARD(S)AND -Kobuchizawa Sessions #1-』
さらには!上記2作品に加え、世界初公開の未発表音源も再生予定!
開場 10:45/再生開始 11:30
〜14:30終了予定
*音源再生のみ、テリー・ライリー本人の演奏、来場はありません。
☎️:03 5456 8880
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Terry Riley
In C – 60th Birthday Full Moon Celebration at Kiyomizu-dera Temple
昔も今も、そして未来も、常に新しく、独創性に溢れる音楽を作り続ける音楽界の大巨匠・テリー・ライリー(Terry Riley)。ライリー自ら「自身を象徴する楽曲」と話し、また、ミニマル・ミュージックの金字塔としても輝き続ける「In C」(1964年)が、去年誕生60年を迎えました。
本企画は、同楽曲の「60歳の誕生日をお祝いしたい」というライリー本人の強い希望のもと実現した祝祭です。当日は、約50人の演奏家とともに「In C」が奏でられました。
世界中で様々な形態で演奏され続けている「In C」ですが、実は、2009年にニューヨークのカーネギーホールで行われた素晴らしい演奏会をもって「この曲の演奏からの引退」を決めていたライリー。以来、世界中からのあらゆるオファーも断っていたそうです。つまり、今回は実に15年ぶりの作曲者本人参加という、世界的にも歴史的にも非常に貴重な機会となりました。
時は、7月21日、満月の夜。舞台は、世界遺産にも登録されている京都・音羽山 清水寺。その独自の楽曲スタイルから自由と調和を象徴すると評される「In C」誕生60年を祝う奉納演奏が行われ、演奏が終わると同時に清水寺に満月が浮かび上がりました。「In C」が世界中で60年愛され続けてきたことに、そして、神仏や大自然、さらには宇宙への感謝を込めて。歴史的な祝祭となりました。
会場:音羽山 清水寺 本堂舞台
実施日:2024年7月21日(日)満月の夜”
TERRY RILEY / Terry Riley STANDARD(S)AND -Kobuchizawa Sessions #1-
TERRY RILEY によるジャズ・スタンダードのカヴァーとオリジナル楽曲を収録したアルバム『Terry Riley STANDARD(S)AND -Kobuchizawa Sesions #1-』。LP+7インチEPの特別仕様。
2020年初春来日直後、まだ移住を決める前の山梨県小淵沢での録音をまとめ、2023年10月にCDでリリースした作品集を初回生産限定盤にて RSD 2024 向けにアナログ化。LP (8曲収録)+非売品ボーナス7インチ (2曲収録) というスペシャル仕様。
ジャズ・スタンダードのカヴァー6曲と、オリジナル楽曲4曲で構成され、緻密かつ繊細なピアノとサイケなシンセサイザーの幅広いサウンドで彩られた本作は、「即興演奏家」としての彼の本質を鮮明に記録した作品集に。 若き日のパリ滞在時代にJAZZスタンダードに親しみ、今回のカバー作品に繋がっているとのこと。流麗なピアノタッチによるカバー曲に加えて、パ ッションが爆発した「Pasha Rag (パシャ・ラグ )」など聴きどころ満載の名盤誕生。
©︎ 三浦麻旅子
1935年6月24日。カリフォルニア生まれの89歳。
昔も今も、そして未来も、常に新しく、独創性に溢れる音楽を作り続ける音楽界の大巨匠。
初期の名盤『in C』(1964年)はミニマル・ミュージックの金字塔として輝き続け、『A Rainbow in Curved Air』(1969年)はサイケデリックを代表する不朽の名盤となり、その後登場するアンビエント・ミュージックにも大きな影響を与えている。
また、レイヴ・パーティーの原型となった「All-Night Concert」の開催、インド音楽から影響を受けた彼の作品はサンプリング/ループの原型となってクラブ・カルチャーにまで影響を及ぼすなど、1960年代から行なってきた革新的な音楽活動は、ジャンルを超え、今なお世界の音楽シーンの礎であり、未来を照らす光となっている。
横尾忠則、久石譲、ジム・ジャームッシュ等、大ファンを公言している表現者は数多い。
2020年より山梨県在住。鎌倉で月一度、ラーガ教室「Kirana East」も行っている。